「ポジティブ行動支援」が有効でない場合の事例はあるのですか?

 子供たちは、所属している集団や関わりのある人々など、周囲の影響を受けています。「ポジティブ行動支援」を行う際には、まず対象となる集団または個人の実態把握をしていただくことが重要です。

 その上で、どのような仕組みや仕掛けを作れば、効果的に対象となる集団や個人の望ましい行動を形成できるか、作戦を立て準備することが必要です。
「何回やってもうまくいかない」、「どうやっても、この子やこの集団には有効でない」などの悩みの背景には必ず何らかの原因があります。

 また、一方で環境を整え子供たちも頑張っていて、今が褒めたり、認めたりするチャンスというときに、適切な関わりをされずにタイミングを逃してしまうという事例も見かけます。