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(特あどタイム)チョコっと、あどばいす
小学5年生、自立歩行ができ始めている段階で自立活動(サーキット)に取り入れたら良い運動について教えてください。
歩行が自立し始めている状態と解釈しました。歩行時にふらつきや不安定さが見られる場合は、股関節や膝関節などの支える力(支持性)を強化すると良いかと思います。
- 膝歩き(前後左右)や膝立ち位からの片膝立ちの運動など。また、安定した歩行の獲得には、体幹の筋力が必要不可欠なため、体幹を意識した運動課題を取り入れても良いかと思います
- 四つ這いや高這いでの課題。ただ、肢体不自由児ということなので、関節や筋肉の硬さ、緊張状態に留意しながら無理のない範囲で実施するのが良いと思います。
*ただ、対象児の運動能力や医学的リスクが把握できてないため、具体的な運動課題を明言することができません。
姿勢について中学生へのアプローチは効果があるのでしょうか。
効果あります。むしろ、身体的に成長期にある子供の場合、骨の成長に筋肉の柔軟性が追いつかず体が硬くなったり、身体の成長に筋力の発達が追いつかず、体を支える機能が低下し、姿勢が悪くなる(崩れる)ことが考えられます。そのため、体の大きさに応じた柔軟性と筋力が必要となります。
短い時間から、良い姿勢をとることを意識してもらうことで、姿勢の改善や良い姿勢を保持するために必要な筋力が育ってくると思います。
日々の園での生活において子供達に意識してもらうことで、体幹を鍛えることにつながる動きや遊びがあれば教えてください。
短時間からでよいので、良姿勢をとる。朝の挨拶、歌の時間、食事、読み聞かせ等、時間を決めて取り組むと良いと思います。
また、全身を使うような大きな動きの遊びを行うと体の大きさに必要な体幹筋力が育つと考えます。
動物になりきって動く遊びの時に意識することや声かけのポイントがあれば教えてください。
動物がどんな動きをするのか子供達に考えてもらい、体現することはボディイメージの形成にもつながると思います。
サーキット遊びで園庭の遊具や、功技台を使用した場合にどのような活動ができますか。
ブランコ、滑り台、ジャングルジム、鉄棒など園や公園に設置されているような物を想定して回答します。
1. ブランコ → 体の揺れを感じる前庭感覚を刺激することが出来ます
2. 滑り台 → 自分の体の傾きの感覚や傾きに対する対応方法(体幹の調整)が身につきます
3. ジャングルジム → 体幹の筋力アップ、ボディイメージの形成につながります
4. 鉄棒 → 把持する力、体幹筋力、回ることで前庭感覚も刺激されます
5. 砂場 → 砂を触る感覚(触覚)、砂を持ち上げる時の重さの感覚(固有受容覚)が育ちます
遊具を使用して子供たちは自由に遊ぶと思います。遊具で運動課題を設定するというより、子供達が自分の体を意識できるような声かけを意識してもらえると良いかと思います。例えば「ジャングルジムの何段目まで登れるかな?」「ブランコ1人で揺らすことできるかな?」「どの(高さの)鉄棒なら出来そう?」など、対象となる物体と子供の体について声かけを行うことで、子供は自分の体の大きさや運動能力から遊具に対する関わり方を考え判断出来ます。そういった意識(思考)や運動経験が身体の発達や運動能力の発達に影響すると思います。
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