FAQ

病弱児の学習活動について配慮すべきことを教えてください。

 学習時間の制約の状況を考慮して学習内容を適切に精選し,基礎的・基本的な事項に重点を置いて学習できるようにします。また,学習空白や学習の遅れの状況について的確に把握し,それらを補完するような学習活動ができるようにします。

 運動の制限を余儀なくされている慢性疾患のある児童生徒の体育については,授業への参加の機会を無くすのではなく,(公財)日本学校保健会作成の「学校生活管理指導表」に基づく主治医・学校医の指導によって,身体活動の種類や程度などを決めるようにしましょう。

 体験的な活動を伴う内容の指導に当たっては,児童生徒の病気の状態や学習環境に応じて,間接体験や疑似体験,仮想体験等を取り入れるなど,指導方法を工夫し,効果的な学習活動が展開できるようにすることが求められています。