Q
聴覚過敏があり、耳を塞いで活動を嫌がったり、急に大声を上げて教室から飛び出したりする児童生徒には、どのような対応をすればよいでしょうか。
A
あらかじめ苦手な音が出ることが予想できる場合は、事前に予告し、必要ならば軽減できる防音具(イヤーマフ、耳栓等)を装着するように声かけをします。また、苦手な音を軽減させるため、あらかじめ椅子脚の先端にテニスボールや椅子脚カバーを取り付けておきます。苦手な音から避難したいときは、教員に伝えてから決められた場所(雑音の少ない空き教室,保健室等)に移動するなどのルールを決めておきます。
「無理矢理にでも慣れさせる」という対処法は厳禁です。解決に繋がらないどころか、心身の健康を害するリスクもあります。また、過敏性は、心理的に不安定になるとより強くなるので、過敏性が強くなってきたときは、環境やスケジュールを見直しましょう。