特別支援教育に関して、よくある質問について掲載しています。

*徳島県では、平成26年1月から、障がいのある人も無い人もお互いに支え合い、「生き生きと心豊かに」暮らしていける社会を目指すとともに、人権尊重や障がい福祉に対する県民理解の一層の促進を図るため、県が作成する公文書や組織名等において「障害」を「障がい」と「ひらがな表記」することとしています。ただし、特別支援学校教育要領・学習指導要領等を引用している箇所は漢字表記のままとしています。

FAQ

Q

知的障がいのある児童生徒に対する教育的対応の基本について教えてください。

A

 抽象的な内容は理解しにくいため、より具体的な指示や活動内容を提示するように工夫します。数量や言語の理解には多くのステップが必要であり、自作教材・教具の作成等、その都度適切な教材を用意します。成功体験が少なく、自己肯定感が低い児童生徒が多いため、結果よりも過程や意欲に目を向け、児童生徒に応じたほめ方を行います。

 目標は、スモールステップ(はじめから高い目標を設定するのではなく、目標を細分化し小さな目標の達成を積み重ねながら最終的な目標に近付いていく)で設定し、その都度ほめて成功体験を積み重ねていくことが大切です。

 具体的な指示例として、「ちょっと待ってて」→「10数えるまで待ってて」、「廊下を走らない」→「廊下を歩きましょう」などが考えられます。「やめさせたい行動」ではなく、「してほしい行動」を具体的に伝えると、児童生徒は、自分がするべき事を理解しやすくなります。

ホームへボタン

累計 197